'22戦力分析其の壱 5選手流出は戦力ダウンか?

早いもので来週末にはもう'22シーズンが開幕。となると気になるには今季のセレッソがどうなるか、つまり上位争い出来るのか残留争いなのか。それを検討するのに参考になる、面白い記事があった

 

sportiva.shueisha.co.jp

 

チーム不沈の検討の第一材料は戦力分析。つまり放出選手と加入選手の足し引きで、その観点でのこの記事ではセレッソがリーグ最低評価されとる

 

セレッソは所謂番記者的な立場ではない他所モンからは的はずれな酷評を受けることを伝統芸としているのだが(ユンロティーナ時代にその傾向は解消されつつあったが)、久しぶりにその典型的な記事を見てワクワクしてきたわ

 

先ず、FWで大久保豊川を挙げてるが、彼らの離脱をマイナスに捉えてるセレサポなんか居らんやろ。特に豊川、一昨年はメンデスと並んでFWの核として活躍してたから私も大いに期待してたが、昨季の豊川のプレーなど殆ど思い出せないぐらいの空気っぷり

 

大久保も序盤に活躍してくれたのは想定外のプレゼントで、もし獲得時に「一年限り」って言ったとしても誰も驚かなかった、云わば予定調和の引退。”セレッソファミリー”の小菊が個人の思い入れでシーズン終盤重用してたから部外者は勘違いしたんやと思うが、むしろ現役続行やったら若手の出場機会を奪うだけで大きくセレッソの足を引っ張ってたと思うで

 

このFWの評価で既に記事の薄っぺらさが証明されてるんやけど、残りの主力3選手に関してはシロートの部外者が勘違いしてもしゃーない面はある。坂元、瀬古、藤田、いずれ劣らぬセレッソの看板選手が3名も抜けるのは大幅戦力ダウンである事は間違いないが、彼らの離脱は想定内やったんとちゃうか? 若手を欧州に送り出す事を何よりの喜びと感じてるフロントを持つセレッソのサポで、「瀬古がこのままセレッソを支え続けてくれる!」って思ってたお花畑なんて居らんで(少なくとも「いつ出ていかれてもおかしくはない」とは覚悟してたやろ)

 

坂元にしても然り。ステップアップで他所から来た選手が順調に大活躍して日本代表にまで選ばれたんやから、欧州クラブが見逃すと思う方がどうにかしてる。本人がセレッソを気に入ってくれた事とは全く別次元の、それが国際サッカービジネスというものなんやから

 

個人的に藤田については痛い気はしてるが年齢的にそろそろ限界が来てもおかしくないし、新規獲得選手のメンツを見ると藤田を上手く活用出来ない布陣に変わる、つまり余剰戦力になる可能性もあったので、じゃあ彼の能力を十全に発揮できるクラブへ行った方が…という”二方良し”の円満退社でプラマイゼロと捉えるべきやないかな

 

早い話、記事に取り上げられてる5選手流出などヒゲにとっては想定内の事で、それが例年にない程の有望選手大量獲得に繋がってる訳。この新規加入選手も主にはJ2からという事でエラく低評価なんやけど期待値的には相当なモンで、上がり馬大好き万馬券の私としては垂涎モノ

 

そんな宝の山を含む新規獲得選手については、また次回に