名古屋モーターサイクルショー訪問記其の伍 商売上手なHonda

今回のモーターサイクルショー来訪は「3年ぶりだからとりあえず来たかった」というのがホンネで、来てあの独特の雰囲気を味わえた段階で結構満足してた

 

それにKawasakiブースを見終えた頃には結構いい時間になっており、大阪までの時間を考えるともう帰ろうかとも思ったのだが、やはりHondaを見ずに帰る訳にはいかない。幸い、来た時は長かったブース入りの行列もこの時間には短くなっており、イザHondaブースへ見参!

 

先ずは私の一番の興味の対象のスポーツモデルから。全日本ST1000クラスのチャンピオンマシンの、CBR1000RR-R

 

ST1000で勝ったので、次はJSB1000クラスでも頑張ってくれ

 

前も書いたけど、MotoGPなんていくら勝ってもHondaの場合は市販車をイメージ出来ないRC213Vなので、市販車の名前で出てるこっちの方が商売上は重要やと思うけど、そもそも全日本ロードレースの認知度が低すぎるから関係ないか

 

ちなみにCBR1000RR-Rはファイアブレードという二つ名があるのだが、その元祖CBR900RRファイアブレードも展示されてた。2台のデザインの差は、30年という月日の流れを感じさせる

 

昭和の香りのするカッコよさ、元祖ファイアブレード

 

そしてHondaの全日本ロードレースではもう1台、ST600クラスのCBR600RR

 

 

1000ccの方はお尻のRが3つに増えてから、もう公道で走るフツーのユーザーを相手にしてない超絶オーバースペックになっているので600ccの方が商売的には重要だと思うのだが、YamahaがR6止めて2気筒のR7にしたように、そもそもサーキットを視野に入れたスポーツモデルは商売のメインストリームにはならない時代なんやろうな

 

で、レーシングイメージでは商売にならないとなると、Hondaも他メーカーのご多分に漏れず目玉はアドベンチャーツアラータイプ。ツアラーの性能を堪能できる道が日本に一体どれだけあるのか、そもそもロングツーリングを楽しむ時間がある人がどれだけいるのかと訝しんでる私にとっては興味のない分野なのでブースではイチオシだったAfrica TwinもNT1100もスルーしたが、”見てくれ”につられて撮ってしまったのがこの1台

 

 

売れるには”見てくれ”が最重要やとRebelが実証したが、大型でもその手が通じるのか? まぁ、二輪メーカーも営利企業やから利潤を追い求めるのは重要な事。”バエ”するモデルでシッカリ稼いで、その利益でCBRを開発し続けてくれたらワタシ的にもWin-Winな気分やね

 

さて4大メーカーでまだ見てないブースがあと一つあるけど、これから2時間以上走って大阪帰らんとアカンし、あそこは今回大して注目モデルもないし、もうエエかなぁ…

(続く)