第15節H横浜FC戦 よく分からんから強い?

今更ながらやけど先週末の横浜FC戦は価値ある”快勝”やったな

 

最近の勝利はお隣、サンガ、ベルマーレと直近連敗中の調子落ちチーム相手ばかりだったので、セレッソは好調に見えるが多分に相手チームに恵まれたおかげ」と思ってて、連勝中の相手と激突したこの試合は、「順位こそ下位の横浜FC相手だが、この試合でセレッソの本当の調子が測れる」と期待半分心配半分の気分だった

 

2-0という好結果も然ることながら、試合運びも良かったよな。他の人も言ってるけど、何か掴みどころのない戦い方なんよね。私は走力を全面に押し出した前プレ掻っさらい速攻仕留めに徹した方が手っ取り早いと思ってたが、コンディション不良で加藤が外れ、ベンチ入りしたけど上門もそれほど良くないという事で、レオセアラー1トップの香川奥埜トクマの3センター(スタメン表上は)。故障者続出の苦肉の策に思えて「苦戦するかも?」と危ぶんだが、今のセレッソ分析くん達が簡単に判で押せるステレオタイプな戦い方はしてないようだ

 

よく分からん戦い方の一番の理由は奥埜と香川やろ。前者はFWからボランチまでマルチロールでこなす、元々が相手にとって掴みづらい選手。そして後者は一試合の内であちこちに顔を出すのでポジション取りが掴みどころのない選手

 

この捉えどころのない2選手がよーわからんプレーを繰り出すので、相手もよーわからんようになってやり辛いのでは? しかもフツーはフリーダムにプレーする王様選手が居ったらチームバランス崩れるのに、何故か今のセレッソはバランスもエエんよね

 

私は香川が戻ってきた時、「絶対フリーダムにプレーして周りの選手と噛み合わないから重用したらヤバい」って思ってたが、小菊サンのやり方が上手いのか奥埜がいるせいか、私の危惧を越えてむしろストロングポイントに働いてるよう

 

よく分からんと言えば、全ての起点であるジンヒョンのフィードもそうやし。セレサポは慣れすぎてそのありがたみに気づいてないだろうけど、あんなどこに出すか分からん、しかもそれを高確率で通すキーパー、相手からしたら嫌やで

 

まぁ理想は最強期のフロンターレや昨季のFマリみたいに「俺たちはこうやって戦う」ってのを全面に出して相手をなぎ倒すスタイルなんやけど、何やるかよー分からんってのは対策が立てにくいって面で有利

 

そういや華麗な戦術で褒められてきた某日本海側のチームや、相変わらずパワハラ気質を隠しきれない某監督率いるチームとか、順位を落としてきてるやん。やっぱりガッツリ戦術仕込むのは諸刃の剣で、相手にも対策されやすいんよね

 

ちなみに良い試金石やったこの一戦を終えても疑り深い私としては今のセレッソが強いか弱いかよく分からん。それが分かるのは、ここから上位チームとの2連戦を終えた後かな