第18節Aさっぽろ戦 まだ半分借りを返しただけ

私はセレッソに初のタイトルをもたらしてくれたユン政権を支持していたので、同監督を不義理にもアッサリと切った現シャチョーには強烈な不信感を抱いているが、そのユンにも不満が全く無いわけでもなかった

 

1つ目の不満はACLをアッサリ捨てた事。カップ戦はBチームという同監督の考え方は基本的には正しいと思うが、この試合さえ勝てばGL突破というGL最終節すらアッサリBチームで行った(そしてアッサリ負けた)時には、「チャンスなんやから1試合だけ例外としてガチメンで取りに行けよ!」と怒り心頭だったよ(今思えば私の想像以上のリアリストやったんやろうけど)

 

そして2つ目の不満は、勝負の2シーズン目、W杯中断開けでサッパリ勝てなかった事。中断前のセレッソは確か今年と似たりよったりの、優勝争いに次ぐ第2集団みたいな位置に居た(筈)。前年3位で必勝で臨んだシーズンとしてはイマイチの結果やけど、十分巻き返し可能やから中断中にチームをブラッシュアップして白星ラッシュを…、と期待してたら、結果は全く逆で7試合勝利なしでズルズルと…

 

追い上げを確信して順位を下げるなんて夢にも思ってなかったから、「お前ら中断中に何しとったんや!?」と(またもや)怒り心頭やった

 

さて、何で長々とこんな思い出話をするかと言うと、後半戦に向けてチームが上向きになるか下向きになるか、ヒジョーに気にしてたから。順位予想からしたらチョット不満な前半戦の結果やったけどまだまだ優勝を狙える位置には居る、だから怖かったのはユン2年目の再現だけ

 

なので、個人的には一般セレサポが思ってるよりずっと注目していた後半戦初戦。4発快勝は”満額回答”どころか倍額回答ぐらいの気分やで

 

札幌相手に大差勝ちってのもヨカッタ。Jサポならご存知の通り、殴り合いの乱打戦を挑んでくる攻めダルマチーム。見る側としては魅力たっぷりの戦い方だが、挑まれた側としては絶対に負けてはいけない戦い方

 

失点上等でガンガン攻める、攻撃の選手なら誰でもしたいような戦術やけど、それにはカウンターを食らうリスクが伴う。だからフツーは剣道で竹刀と竹刀で牽制しあうような試合の入り方(チームによっては試合中ずっと)をする訳

 

つまり札幌が失点上等とガンガン攻めてくるのは、裏を返せば「お前らのカウンターなんか怖くない」って舐められてるんよ

 

プロは舐められたらおしまい。だからメンツに賭けても「舐めた戦い方で来るならボコボコにするよ」と思い知らさなければなかった

 

特にセレッソは対札幌ここ2試合連続で赤っ恥の逆転負けを喫してたから、この試合では何が何でも”御礼”をする必要があった。個人的には昨季のアウェイ戦の屈辱を晴らすまでには至ってないけど、まぁ名刺代わりの大勝にはなったやろ。次も攻めダルマで来たら容赦なく返り討ちにするって

 

とにかく後半戦最高のスタートとなる勝利やった。これに比べたらカップ戦捨て試合の敗戦なんてどうでもエエって。久々に見に行ったのに零封負けやった事なんて全然根に持ってないから(笑)