第19節Hアビスパ戦 とうとう奥埜まで…

これ以上はない後半戦のスタートとなった前節の快勝で意気揚がるこの試合、今季アウェイで負けてるとはいえ順位的に下の相手に連勝を…と必勝の雰囲気だったがアッサリ蹴手繰りをかまされたな

 

ここらが今のセレッソに底力が無いと思わせるところ。アビスパのようなチョット曲者っぽい相手でも、例えば今のFマリとか一昨年までのフロンターレなら地力で押し切るってな勝ち切り方が出来るんよね。しかしつかみどころのない好調さで上位にいる、つまり流れで勝っているセレッソにはそういう芸当は出来んのよね

 

流れに乗る事が重要なセレッソで気がかりな点は、今季は負傷欠場者が多い事。松田陸、ジンヒョン、ヨニッチとここ数年ほぼ皆勤だった鉄人達が次々と複数試合連続欠場。ここ数年高齢化が懸念されてたセレッソがそのツケをとうとう払う時期に来たのかと思ってたら、その中でも最悪のニュースが

 

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私は小菊サンを就任当時からシロート監督と貶す事が多かったんやけど、唯一オッと感心した事は奥埜を数試合ベンチから外した事

 

毎試合当たり前のように走行距離トップを記録するので忘れられがちやけど、当時既に31歳でそろそろベテランに分類される年齢で、しかもその年は灼熱のタイでACLを戦う過酷なシーズン。いくら鉄人でもキツいやろうし、ここで奥埜にパンクされたりしたら…と個人的には心配していたので、小菊采配で最初に感じたグッジョブやった

 

で、あれから2つも歳を重ね、例えば同年齢のキャプテン清武なんか開幕前にケガ発症して未だに戦列復帰出来てないとかケガ耐性や疲労回復力が落ちて当たり前の年齢になってるのに、未だフル活動はもはや仙人か… と感心してたらやっぱり奥埜も人の子やったんやね

 

ここでチョット言い訳しとくと、開幕前に「香川は戦力としてアテにしてない」と書いた理由が正に年齢。先程書いた清武より更に一学年上で、しかも前年に手術してる選手、いくら素の能力値が高くとも年齢による衰えはまた別の話やから、過去の姿を思い描いてむやみに期待するのは酷やろ…って思ってた訳

 

奥埜の手術離脱で現実が突きつけられたセレッソ。この試合の敗戦で首位との勝ち点差も10とキツくなってきたし、残りのシーズンは長年の課題だった世代交代を果たす事がミッションになる??? って密かに腹を決めてるんとちゃうの、小菊サン