オフの動向其の参 セレッソを離脱する2名の外様実力者

昨年は確か早々にレオセアラーやジョルディクルークスの獲得が決まり次シーズンへ向けての明るい気持ちで迎えられたオフだったが、今オフはOut発表ばっかりでイマイチ意気が上がらない

 

なので今更な感じの内容だが、2名の実力者の離脱について

 

1.原川力

元五輪代表で鳥栖でも長年主力として活躍。獲得時は相当期待したし、クルピ政権序盤の活躍で森保に日本代表として呼ばれた時までは順調やった。が、故障して代表招集が反故になってから雲行きが怪しくなり、戻ってきてからはクルピの化けの皮が剥がれたのかチームが全然勝てなくなり、湘南戦の屈辱の5失点惨敗で監督交代… と波乱万丈のチーム状況に巻き込まれて真価が発揮されたのかどうかイマイチ分からんシーズンやった

 

真価が発揮されたのは2シーズン目。清武ー奥埜ー原川の3センターは個々の力量の高さと3人の連動性が発揮されて、近年のセレッソでも最も魅力的なシステムだった。が、良い時は長く続かないもので、どの試合かは忘れたが相手選手の腕巻き込みで脱臼みたいな負傷して、それが元か暫くして数試合離脱、そして離脱の間に清武が長期離脱になりクラッキトリオはあっさり解散となった…

 

とまぁ、こんな感じで、途中でレンタルに出された今季を含めて3シーズン実力が発揮できたかどうか怪しい、不本意セレッソ在籍期間やったと思う(噂のスゴいFKも結局一本も決めれんかったし)。ホンマ、獲得時の期待度からしたら香川に押し出されてレンタルで出ていくなんて想像も出来へん結末やけど、レンタル先からお買い上げされるって事は向こうで評価されての移籍やから、本人にとってはエエ話なんやろうな

 

行った先は嫌なクラブやけど、セレッソで不完全燃焼やった分も活躍出来るように願ってるわ

 

2.山中亮輔

原川同様、ヨソで主力で活躍して実績十分な選手なので期待度の大きい移籍やった。そしてまた原川と同じく怪我により数カ月の離脱はあったけど、稼働時期は原川よりは実力を発揮できてたと思う

 

山中は超一級品のクロスという分かりやすい武器があって、敵の時は苦しめられた。特に浦和在籍時のルヴァンQFでユンカーに出した、DFが触れない上から巻いて落ちてくるクロスとか、「毎回これをやられたら毎回失点するわ」と相手ながら見惚れるような素晴らしさだった

 

またFマリ在籍時は偽SBの走りとしてシッカリゴールを決められ「何でSBがペナルティアークの位置に居るねん?」と驚かされた事を覚えている。その時はまさか偽SBがセレッソの大きな武器の一つになるとは夢にも思わんかったが

 

と、ここまで書いて分かったのだが、Fマリ、浦和レッズ、そして我がセレッソとゴージャスな経歴である。しかも各クラブで活躍してるにも関わらず数年で移籍を繰り返してるという事は、そういう選手なんだろう

 

今回もセレッソからグランパスってそんなに意味合いのある移籍やないやろ(金銭的な話は別として)。なので「時期が来たから…」ってな渡り鳥的な移籍なのでは

 

そう取れるので割り切れる流出ではあるが、純戦力的に考えるとキツいで。何せ、山中のポジション左SBは現セレッソ攻略時の第一攻撃ポイント、悪く言えば穴なので… 何を差し置いても左SB補強は急務やで。(アジア大会で左の新境地を開いた奥田に期待か?)