第13節Aグランパス戦 今のセレッソに来ても、小菊の下に居っても伸びんよ

一昨年まで存在してたセレッソ大阪U-23チーム、3チームしかなかったJ3所属のアンダーチームだが、トップチームの強化に寄与するかどうか私の中で常に疑問だった

 

3シーズン目ぐらいに、チームの主軸だった米澤令衣や岸本武流が全然トップチームに上がって来ない頃に「トップチームの強化には全く寄与しない」と結論が出た(あくまでも”私の中”で)

 

そう言うと「木本や瀬古が上がってきたじゃないか」と反論する御方もおられるようだが、大卒選手がU-23のお陰で伸びたなんて思ってるトンチンカンな反論は一笑に付すとして、瀬古をどう見るかがこの記事のテーマと直結している

 

瀬古はアンダーカテゴリーから代表に選ばれ続けていた、エリート中のエリートである。U-23なんかあろうがなかろうが上に上がってこれた選手である。そう、瀬古みたいに放っておいても育つ選手なんか例外で、フツーはチーム側が育成しないと選手なんかそう簡単には伸びない

 

U-23が失敗だったという事は、裏を返せばセレッソU-23に選手育成能力なんか無かったという事。それは当時の監督が誰だったかを考えれば大抵のセレサポは納得してもらえると思うが、それは今のトップチームにも言えるんやないの?

 

今のセレッソ、若手選手の輝きが長続きせんと思わへんか? 加藤にしても山田にしても一旦エエなぁって思ってもしばらくすると鳴かず飛ばず。そして今年加入した、私が見る分には逸材揃いのJ2オールスターズのような有望株(+山中)もほとんどが右肩下がり

 

何でこんなに伸びないかというと、そりゃ指揮官に指導力育成力が無いからやろ。ハッキリ言うよ。小菊の下に居っても得られるものなんかないって

 

これは別に同氏をバカにしてる訳じゃなく、今まで監督歴ゼロなんやから当たり前やん。フツーはユースやJ2J3で監督として名を成して晴れてJ1指揮官の大任を仰せつかるのに、それがセレッソの場合、ワクワク人脈かどうかで監督を選んでしまったから、何の指導力の裏打ちもない御方にチームを任せた結果が、先の見えない寒~い現状

 

選手として晩年に差し掛かってて「引退する前に是非ともセレッソで優勝したい」と思ってる選手なら居る意味はあるやろ。けど、選手としてのし上がりいずれは欧州いずれは代表と思ってる若手にとっては今のセレッソに居る意味なんてあるんか?

 

…と思わざるをえないような、何の進歩も感じさせない一戦やったなぁ。ホンマ、あんな旧世紀のケンタサッカーのチームに何で負けんとアカンねん?

名古屋モーターサイクルショー訪問記其の伍 商売上手なHonda

今回のモーターサイクルショー来訪は「3年ぶりだからとりあえず来たかった」というのがホンネで、来てあの独特の雰囲気を味わえた段階で結構満足してた

 

それにKawasakiブースを見終えた頃には結構いい時間になっており、大阪までの時間を考えるともう帰ろうかとも思ったのだが、やはりHondaを見ずに帰る訳にはいかない。幸い、来た時は長かったブース入りの行列もこの時間には短くなっており、イザHondaブースへ見参!

 

先ずは私の一番の興味の対象のスポーツモデルから。全日本ST1000クラスのチャンピオンマシンの、CBR1000RR-R

 

ST1000で勝ったので、次はJSB1000クラスでも頑張ってくれ

 

前も書いたけど、MotoGPなんていくら勝ってもHondaの場合は市販車をイメージ出来ないRC213Vなので、市販車の名前で出てるこっちの方が商売上は重要やと思うけど、そもそも全日本ロードレースの認知度が低すぎるから関係ないか

 

ちなみにCBR1000RR-Rはファイアブレードという二つ名があるのだが、その元祖CBR900RRファイアブレードも展示されてた。2台のデザインの差は、30年という月日の流れを感じさせる

 

昭和の香りのするカッコよさ、元祖ファイアブレード

 

そしてHondaの全日本ロードレースではもう1台、ST600クラスのCBR600RR

 

 

1000ccの方はお尻のRが3つに増えてから、もう公道で走るフツーのユーザーを相手にしてない超絶オーバースペックになっているので600ccの方が商売的には重要だと思うのだが、YamahaがR6止めて2気筒のR7にしたように、そもそもサーキットを視野に入れたスポーツモデルは商売のメインストリームにはならない時代なんやろうな

 

で、レーシングイメージでは商売にならないとなると、Hondaも他メーカーのご多分に漏れず目玉はアドベンチャーツアラータイプ。ツアラーの性能を堪能できる道が日本に一体どれだけあるのか、そもそもロングツーリングを楽しむ時間がある人がどれだけいるのかと訝しんでる私にとっては興味のない分野なのでブースではイチオシだったAfrica TwinもNT1100もスルーしたが、”見てくれ”につられて撮ってしまったのがこの1台

 

 

売れるには”見てくれ”が最重要やとRebelが実証したが、大型でもその手が通じるのか? まぁ、二輪メーカーも営利企業やから利潤を追い求めるのは重要な事。”バエ”するモデルでシッカリ稼いで、その利益でCBRを開発し続けてくれたらワタシ的にもWin-Winな気分やね

 

さて4大メーカーでまだ見てないブースがあと一つあるけど、これから2時間以上走って大阪帰らんとアカンし、あそこは今回大して注目モデルもないし、もうエエかなぁ…

(続く)

名古屋モーターサイクルショー訪問記其の肆 絶好調(?)のKawasaki

さほど期待してなかったのに意外と長くSuzukiブースを楽しんでしまったのでもう昼食の時間。展示場奥の”キッチンカー”グルメエリアも美味そうなのだが、展示場の外の同じ建物内の食堂が空いてたので(食券を出して注文を受け取る為の行列はあったが)、そこで昼食をとる事に

 

飯食いながら、普段は話す相手も居ないバイクについてのダベリを学生時代の深夜のファミレスのように延々続けてたのだが、目に入るのは昼過ぎなのに未だに展示場入り口に出来る行列。あ~あ、昼からまた長い列に並ばんとアカンのかと思うとなかなか腰を上げる気になれず、ダラダラとオートバイ談義を続けてしまった

 

しかし、再入場者は別入口にしてサッサと入れてくれても良さそうなモンやが… やっぱり展示場に入る人数をカウントして制限してたのかな?

 

さて、食後最初に向かったのはKawasakiブース。相変わらず入場制限してたので並んでると、ブースに入る時に渡されたのは薄いビニール手袋。う~ん、こんな御為ごかしな事を未だにやらされるとは大企業とは大変やな、と呆れつつブース内に入る

 

Kawasakiは個人的には日本で一番勢いのあるメーカーだと思うのだが、その原動力は大型車、中でも400cc以上クラスで販売台数No.1を誇るZ900RSやろ

 

日本で一番売れてる大型車

 

ちなみにフルカウル大好きな私は、この古臭い昭和デザインの何が良いのかサッパリ理解出来んが、”売れるが正義”と言われたら返す言葉はない。同じZ900ならこっちの方が圧倒的にカッコいいと思うんやけど、レトロなRSの方が間違いなく売れるんやろうな

 

しかし同じZ900なら、こっちの方が良いと思うのだが…

 

ちなみに同じレトロ路線でミドルクラスも用意してるようだが、HondaがRebelで実践した「売れたら排気量違いのシリーズ化」が現在のバイク業界必勝戦法のようで、Kawasakiもそこでシッカリと稼ぐんやろうな

 

Z900の二匹目のドジョウ作戦か?

 

それからKawasakiの大型車と言えばもう一つの看板モデルNinja H2。あまり大型に興味のない私も、あそこまで突き抜けた超絶性能には一目置かざるを得ないのだが、そんなH2もやっぱり儲かるのはツアラーモデルらしくH2 SX SEの新型

 

バイク界のリニア中央新幹線、Ninja H2 SX SE

 

レーダー式クルーズコントロール、つまり先行車に追従して勝手に速度調整してくれる4輪ではお馴染みのシステムが2輪にもかぁ… それ以外も運転支援機能モリモリで、自分では買わないけど(高すぎて) 日本メーカーの先進性をアピールする為に行けるところまで突き進んでほしいモデルである

 

それから最近のKawasakiで目立つのは他ブランド戦略。またもや私には何が良いのかサッパリ理解できないレトロ路線のメグロとか…

 

今はやっぱりレトロが売れセンなのか?

 

フロントフォークのないセンターハブステアリングというユニークなテージH2で注目を浴びたBimotaの新型、KB4等々。日本語とは難しく、こっちを表現するのも「何が良いかよく分からない」になってしまうのだが、それは”中身が凄すぎてどんなに良いのかよく分からない”の意味で(笑)

 

価格からも内容モリモリ具合が分かる、Bimota KB4

 

そして私がKawasakiで最も興味のあるWSBKマシンのZX-10RRは、何故かKawasakiブースでなくNGKのブースに飾ってあった。他社のレースマシンとならんで…

 

仇敵(?)Yamaha M1と並んで展示のZX-10RR

 

私の好み的には好き嫌いはあったが、どのモデルも商品性が高く今のKawasakiの好調さがヒシヒシと伝わってくる活気あるブースだった。さて、これを迎え撃つ4大メーカーの雄たるHondaは、どういう戦略で臨んでくるのだろうか…

(続く)

第12節Hジュビロ戦 大津の悪質プレーにレッドを出せ!

半額プロモーションのお陰で、平日開催にも関わらず直近のダービー以上の客が詰めかけたこの一戦、実に”スリリング”な内容での勝利に終わったな

 

前回書いた通り、勝利に勝るファンサービスなしなんやから、チケット半額にしてまで集めたお客さんを満足させて帰せたからプロモーション大成功… なんやけど、あの展開がシャチョーの目指す”ワクワク”なんかな?

 

まぁ、全てはセレッソペースで楽勝ムードやった試合をぶち壊した為田が悪いんやけど(入った時から何であんなに荒ぶってたんやろ?)、一人少なくなったからと言って直ぐに失点したりせず、もうちょっとスマートにリードを守りきれへんモンかねぇ。チョット前のセレッソやったらガムシャラに点を取りに来る相手をいなすのは得意技やった筈なんやけど

 

しかし為田の一発レッドばかりがクローズアップされてるが、それに匹敵するぐらい悪質なファールがこの試合でもう一つあった。それはジンヒョンが負傷退場する事になった、大津の体当たり

 

捕球状態で空中に浮いているキーパーの下半身を押して体を天地逆転させる。黄紙で終わったから一見そこまで悪質には見えないが、あれは相当危険なプレー

 

ボールを持ってるから手で受け身が取れないのに頭が下になった状態で地面に落下する事になったらどんな惨事になるかは、シロートだって容易に想像出来る。まして大津はロンドン五輪にも出場した程の経験豊富なベテラン、あそこで自分がジャンプせずにGKの下半身に突っ込む危険さを承知してないとは言わさへんで!

 

「もうセレッソは交代枠使い果たしたから、キーパーさえ潰したらなんとかなるやろ。あっ、都合よく空中で捕球しおったから、突っ込んだろ」

 

繰り返すけど経験豊富なベテランならこれくらい考えたとしても私はおかしいとは思わんで

 

そして、ジンヒョンが肩の痛みを訴えてるのに脳震盪での交代が許された背景が、これやろ。「一旦黄紙で済ませたけど、よく考えたら相当悪質なプレーやなぁ。しかし為田の時と違ってVARは何も言ってくれない。うわぁ、このまま9人で試合再開になったら治まりつかんやろなぁ。しゃあない、ガス抜きに脳震盪交代で手打ちにしとこう…」 私が推し量るレフェリーの心情はこうや

 

あの交代を不自然やと揶揄する連中が居るが、そんなチャチャ入れるぐらいやったらその前に空中捕球状態のGKの体をひっくり返すプレーの悪質さを問題視しろ

 

私は以前からあのプレーは相当危険やと危ぶんでたらから、今回のジンヒョンよりも酷い犠牲者が出る前に対策を打ってほしいと思う

 

ジャッジリプレー、分かっとるやろうな? 論点はそこやで。何で脳震盪で交代か? やないで!

第11節A鳥栖戦 ディスカッションなんか必要ない

先週突然、セレッソではチョット過去に例の無いような【お知らせ】がクラブからリリースされた

 

www.cerezo.jp

 

これを開催するクラブ側の意図は私には不明やけど、【お伺いしたい事】から推察するに客の不入りについて改善案を見出したいという事なんやろうなぁ…

 

…アホか。今のフロントはそんな簡単な事も分からんのか。そんなん、サポにワザワザ来てもらって聞かんでも、”退屈”大阪ダービーから”惨敗”鹿島戦、そして内容で圧倒されたこの試合見たら一目瞭然やん

 

試合内容がツマラない、そして勝てないから満足感もない。あの手この手で何とか客に来てもらってもそんな体験させられて「また来よう」なんて思う物好きなんか居らんて

 

こんな間の抜けたディスカッションを企画するぐらいやから全く分かっとらんのと思うので再度強調するけど、勝ち試合観て帰ってもらう以上のファンサービスなんて無いんやって

 

私を含め一般人なんか日常生活で勝ち組になれない人ばかりで、その辛い人生を誰かの勝利にあやかって疑似勝利体験する事で鬱憤を晴らす為に来るのに、スタジアムでも負ける姿を見せられて苦痛の二重体験したいマゾなんてそうそう居らんて

 

内容イマイチやけど勝つ内容最高で負ける

 

この不等号が逆転する事はあり得ない。特にユンとロティーナで勝ち組の居心地の良さを体験したサポでこれに異を唱える奴なんか居ない。これを理解せん限り、満員のヨドコウスタジアムなんて夢のまた夢

 

だから無駄にディスカッションなんかするよりもどうやったら強くなるかを考えるべきだが、それに答えを見出す事が難しいのは私も認める。私的には「チョット頭がおかしいとちゃう?」のシャチョーやGM達は”ワクワク”がその答えやと思っとるらしいが、それが間違いな事だけは小菊が見事に証明してくれている

 

そう、もう限界やろ。小菊でワクワク路線やってても今以上良くなる事なんてないって。各チーム手探り状態の序盤戦ではソコソコ勝ち点取れたが、シーズンが進んで実力が明らかになるにつれて誤魔化しきれなくなる… 何や、昨季に体験した事のデジャブー見てるような気になってきたわ

 

昨年の”大久保ブースト”ほど貯金を積めてないから、今季の方が状況は深刻なんやけど、フロントは分かっとるんかな? 悪い事言わん、後釜探しといた方がエエで。乾が救世主になる可能性はあるが、それをハナからアテにするのは虫が良すぎる気もするし

 

藤田が試合後ゴール裏に来て同点ゴールを”謝って”くれたらしいけど、対戦相手になってもセレッソを心配してくれるなんて”出来た”選手やな。彼の思いやりに応える為にも、一刻も早く強くなる真っ当路線に戻ったらどうや?

第6戦 GP de España 小椋藍、GP初優勝!のハッピーなニュースの裏で…

前戦YamahaQuartararoが今季日本メーカー初優勝を果たし、それに続くはSuzukiかと期待した今戦、DucatiBagnaiaがPole to Winの完勝。Quartararoが終始離れずの2位でフィニッシュしたとは言え3位にはまたもやApriliaが入るなど、まだまだ欧州勢優位は覆ってないようやな

 

Pole to Winと言えば、同じ日にもう一つ目出度い完勝があった

 

jp.motorsport.com

 

Moto3時代も強かった印象があるからてっきり何度か優勝してると思ってたけど、これが世界選手権初優勝なんやな

 

日本人ライダーといえば最上級クラスで中上が頑張ってるが、彼も30歳になったしそろそろ後継候補が出てきてほしいところ。モチロン中上プラス他の日本人ライダー複数体制になるのがベストやけど、その反対に中上がシート失った時に後継が居ずに日本人ゼロは絶対に避けたい事態

 

そう考えると現時点では唯一のMoto2日本人ライダーの小椋藍が最有力。この優勝で年間ポイントランキングも2位になったし、ここは是非ともMoto2チャンピオンになって昇格を決めてもらいたい

 

…と明るい未来ばかりを思い描いてたら、日本メーカーのとんでもないニュースが入ってきた

 

es.motorsport.com

 

おいおいおい、何で撤退するねん? 2年前には久々にチャンピオンになって、昨季も今季も結構な好成績を残せてるやん? まだ噂段階やから、誤報であってくれよ…

(続く)

名古屋モーターサイクルショー訪問記其の参 ”世界チャンピオン”のSuzuki

嘗て行った大阪モーターサイクルショーでは、館内が混んでる事はあったが入場自体はスンナリ入れた。しかしこの名古屋モーターサイクルショーでは入場まで長~い列に並ぶ事に

 

これはもしや入館時に厳重な検査とかやってるから時間がかかるのか… と思ったがそんな事もなく係員にチケット渡すだけ。もしや入場制限してたのか? とおもったら、それは各社がブース毎にやってた

 

この手のショーは「先ずはHondaから」みたいに入るのだが、行ってみるとイキナリ60分待ち。入館まで既に30分ほども並ばされたのにまた並んでられるかよ、って思ってスグに入れそうなブースを捜すと… こういう時はやはり”我らの”Suzuki

 

一応行列はあったけど明らかに進みが早くアッサリとブースに入る。最初に目に入るのはトリトンブルーが映えるジクサーSF250

 

フルカウル廉価路線の雄、ジクサーSF250

 

これ、僚友のGSX250Rよりも、それどころか私のCBR250RRよりも売れてるんよね。Hondaが匙投げた単気筒フルカウル250という商品構成で成功を収めるとは大したモンやが、単気筒は高速走ると途端にデメリットが顔を出すからなぁ。まぁ、いつか試乗してみよ

 

ジクサーのトリトンブルー一色も鮮やかやけど、シルバーとのツートンやと更に映える。気分は'20年チャンピオンのJoan Mir、になれるGSX-R100R

 

このカラーリングのカッコよさは素晴らしい

 

もう”前”になってしまったけどGSXは世界チャンピオンマシンなんやから、そのイメージでもっとR1000Rを押したらエエのにな。どれだけ勝ってもRV213VCBRではないHondaには取れない良い販売戦略やと思うけど。(そもそもレプソルカラーを見てCBRをイメージするのは無理があるし)

 

しかもGSX-R1000Rにはダメ押しにEWC優勝マシンという肩書まであるんやから

 

鈴鹿もやって欲しかった、のEWCチャンピオンマシン

 

まぁ耐久なんて言われてもフツーの人には”?”な感じで、もっと実車にイメージが直結するWSBKですら成績とセールスは全然関係ないから、”世界チャンピオン”を商売のタネにするのは難しいんやろうな。どうやらSuzukiもそれが良く分かってるらしく、イチオシしてるのはスーパースポーツモデルやなくて、アドベンチャーツアラーのGSX-S1000GTらしい

 

商売的に一番オイシイ(?)アドベンチャーツアラー

 

ちなみにこのアドベンチャーツアラーは他メーカーも目玉にしており、今バイク業界イチオシのジャンルらしい。パニアに荷物積み込んで楽チンライポジでゆったり乗ってどこまでも… そう夢見させるオジサンホイホイで買ってしまうんやろうけど、そんなシチュエーションは日本では夢のまた夢、と言っておこう(定年後?)

 

それ以外にもにも多くの客が群がっており、やはり見栄えする大型はショーの花形やな、と思ってるとあまり注目されず寂しく佇む一台の大型、それはKatana

 

確かに隼やS1000GTと違って目新しさのない数年前発表の既存モデルではあるが、発表時あれだけ大騒ぎした奴らは、この日陰者扱いの現状にどう責任を取ってくれるのだろうか?

 

確かに'17年のEICMAで展示されたKATANA3.0を見た時、私も「これ、このまま発売したらエエやん」って思ったが、それを元に出てきた実車は「似ているけど何か違う」のビミョーなシロモノ。特にアップハンドルのダサさは致命的で、元祖カタナと並べるとオーラの無さは一目瞭然やのに、無責任に大絶賛した結果が数年後のこの空気っぷり

 

それでもSuzukiは諦めずにクイックシフトや電子制御を強化したりと地道に進化させ続けてるので、諸手を挙げて大絶賛してた輩はそのSuzukiの心意気に60回ローンで応えてやったらどうや?

(続く)