J各クラブは浦和レッズを見習え

春先、ACLで負けたクラブのサポが聞かせてくれる、お決まりの言い訳

 

「日程がキツいから仕方がない」

「賞金が高いJリーグ戦優先は当たり前」

ACL勝っても降格したら何にもならない」

 

毎年、毎年、私をゲンナリさせてくれる、エゴ爆発の聞くに耐えない世迷い言。勘違いしてる輩が多いから、ここで高らかに宣言しておく

 

ACLは何を置いても勝たねばならない大会。これを勝つためなら、降格なんか大した事ではない」

 

JがACLで勝てなくなった頃、他所様の試合を見てて思った事は、「KはPK連発に象徴される審判買収、シナ超級は反則級外人で勝ってるだけで、決してJが弱い訳やないやろ」

 

しかし、世界的評価は、あくまでも結果でのみ下される。「アジアでは広州が最強クラブで、シナ超級が最強リーグ。Jはお行儀良いけど一流が行くに値するレベルやないね」というのが世界の見方で、一流の監督(一丁上がりだが)や直ぐにバルサに戻れるレベルの一流選手は、Jなんか見向きもせずに全部シナに流れた

 

決して弱くないし、運営まで含めて考えたらむしろ高レベルにあるJリーグがKやシナ超級以下の3流に見られるのは悔しくて仕方がなかった

 

更に言うと、上記の言い訳を並べてこの状況をひっくり返そうともしない志の低い日本人の多い事は、それ以上に腹立たしかった

 

だからクルピの時にACL新参者にも関わらずベスト8にまで到達した事は誇りだったし、昨年ユンがACLを捨てた事は屈辱以外の何者でもなかった

 

ユンを切った事は危うすぎるギャンブルだったと今でも思ってるが、ACLから敵前逃亡してセレッソとJの名誉を汚したから切られて当然」と言われると返す言葉がないのも事実

 

さて、浦和の話に戻ると、冷静に考えて降格の可能性はある。まぁ、あくまでも可能性だけで、個人的には助かると見ているが、落ちたら落ちたでエエやん、とも思ってる

 

Jの代表として出たクラブは、その年はJの名誉を守る為にACLを全力で戦う。反則外人だろうが審判買収だろうが、練習場にホッチキスの針を撒かれようが、不味い飯を強要されようが、何が何でも勝つ

 

仮にその代償として国内で低迷する事になっても(決勝や準決勝まで来るクラブが降格まではなかろうし)、ACLに出られないその翌年はJリーグに専念できるし、と割り切る

 

万どころか億に一つ、優勝して降格なんて事があっても、謙虚にJ2からやり直せ。Jの名誉の為に自らを犠牲にした勇敢なクラブを、サポもスポンサーも、そして天が見放す筈はない

 

制度的に少数のビッグクラブが生まれそうにないJリーグは、これを毎年各クラブが持ち回りで繰り返してリーグ総がかりでしか、アジア最強リーグの金看板は守れんで

 

赤いクラブの思惑は知らんが、私のこの考えを具現化してるような浦和のこの勝利はJリーグを挙げて称賛せねばならない