サンガスタジアム柿落としで分かった、'20仕様のセレッソ 其の壱

京都サンガサポ永年の夢であった新スタジアムが亀岡に完成。そのオープニングマッチの相手に我らがセレッソが指名された

 

これは是非ともご招待受けたい=現地観戦した一戦だが、極寒の2月の亀岡で屋外競技観戦行くほど物好きでもないし、おまけに武漢肺炎騒動で日曜日にまで満員電車に乗る気も起きず、ありがたくネット配信で観戦した

 

さて、試合の方はこの手のプレシーズンマッチにありがちな花試合ではなく、ほぼ開幕戦に準じた本気モードのテストマッチ

 

J2の試合はハイライトしか見ないので去年はどういうチームだったか知らないが、この日のサンガはかなりガツガツ前プレスに来るチームで、開幕前テストにもってこいのレベルの相手で、そこから色々'20仕様のセレッソが垣間見えた

 

その1つが、”俺らもカミカゼプレス”

 

以前にも書いたが昨季のセレッソの弱点の1つが、相手が死ぬ気のプレスに来たらご自慢のビルドアップが通じずボール放棄で専守防衛になってしまう事だが、今季のセレッソ「じゃあ俺らもやり返すわ」という腹らしい

 

自分にやられた攻撃と同じ攻撃をやり返す。これは実はサッカーに限らず何事にも有効な方策で、例えば日本が憎くて仕方がない方々への対処法

 

某新聞に代表されるあの界隈の人たちは、「日本は我々に一方的に殴られる存在」と思っているらしく、そんな誤解を解く簡単な方法は、お前らも殴られる存在だと気づかせてやる事

 

相手がガチプレスに来たら大きくクリアして相手にボールを持たせて、今度はこちらが前から人数かけてボールを奪いにいく。「どちらかがガス欠になるまで、やり続ける?」って優しく問うてやれば、相手もおとなしくなるって

 

ティーセレッソの基本コンセプトは想定の範囲内に試合を運ぶ」なので、先の見えない殺るか殺られるかの殲滅戦は本意ではないはず。だからどこまで本気なのかは不明だが、少なくとも昨季よりかは伸るか反るかの勝負が見られる時間帯は増えるやろう

 

それが可能になった一つの要因は右サイドに新たに起用された坂元で、実は彼の存在がカミカゼプレスだけではない、今季のセレッソの大いなる変革を感じさせてくれるのであった (続く)