CB250R(MC52)インプレ 其の壱 エンジン

連休中、市内の公園や郊外に行くとそこには活き活きと外出を満喫する人で溢れてた。素晴らしい! 自分の頭で考えて日本の緊急事態が現実にそぐわない作為的なものだと看破する人が日に日に増えているようだ

 

こうやって国民は着実に進化しているのに、政府は無意味に恐怖を煽る緊急事態の続行を決定。そのインチキさに私は呆れ果てて、もう武漢肺炎について書くのを辞める事にする。(アホには何を言っても無駄、死ななきゃ治らんから)

 

で、本来のMotoブログ復帰第一弾は、CB250Rのインプレ

 

このモデル、HondaがNeo sports cafe conceptとして送り出した新世代CBで、私の大好きなフルカウルスポーツとは趣向が若干違うのだが、兼ね兼ね試乗してみたいと思っていた。理由はエンジンにある

 

CB250R(MC52)の単気筒エンジンは、元々フルカウルのCBR250R(MC41)用に開発されたものである。MC41は一旦途切れかけていた250スポーツバイク市場にHondaが久々に送り出したモデルなのだが、セールス上のライバルのNinja250Rが2気筒なのに対して、何故かHondaはシングルを選んできた

 

その理由を知りたいと常々思っていたが結局CBR250Rに乗る機会はないままに絶版、ならばと同じエンジンのCB250Rに白羽の矢を立てた訳

 

それから、メーカーと持ちつ持たれつで成り立っているビジネスライターと違って、忖度無しに書く事がシロートblogの価値だと思ってるので、例の如く忌憚なくこのバイクについて知ってほしいと思う事だけを書く 

 

1 エンジン
単気筒なので、低速トルクが太く低回転での使用に振ったエンジンか? と先入観で乗ったが、最初の交差点で微速左折を試みるといきなり"あわや"エンストのカッカッカッ... あれっ? RRと大差ないやん? 単気筒=極低速でも粘るエンジンではないようだ

 

その反面、アクセルをグイッと開けてみると結構な勢いで回転数が上がって行く。単気筒=上が回らないのイメージとは違い、RRと同様に高回転を使いたくなるエンジン。先程の低速トルク同様、のっけから単気筒への先入観を崩されっぱなしである

 

とは言え乗る前の単気筒への過度な期待をとっぱらって評価すると、やはり低回転の粘りはある。混み出してきた観戦道路をギアを落とさずに走るとその事が良く分かる。しかし低回転で走ってても面白味はイマイチで「サッサとギアを落とせよ」とCB250Rに怒られてる気がする。あくまでもフィーリングだが、低回転で粘らせても楽しくないエンジンの気がする

 

その理由はやはり、このエンジンがCBR250R用に開発された事にあるのだろう。前述の通り仮想敵はツインのNinja250R、「シングルだからNinjaより回らない、とは言わせないよ」とばかりにローラーロッカーアームなる機構まで用いて高回転型として開発されている

 

カウルなしのストリートバイクに車種が変わってもその素性は隠せず、まったり走っても味は出ない、ブン回してこそのエンジンになってる

 

そういうとまるでRRと同じ志向のエンジンだが、残念ながら高回転域で2気筒に比べて振動が強く出てしまう。これは物理法則から仕方がないのだが、不快ではあるが耐えられるレベルにあるのと、シートから伝わる例のムズムズ感は遮断しているのは、流石ホンダというところか

 

何れにしても、予想外の上まで回して良いエンジンである事には高得点をあげたいが、問題は「このエンジンが何でこの車種に積まれてるの?」 であった (続く)

 

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ツインにも対抗できる、上まで回る単気筒エンジン