'20オフ其の玖 ヨニッチ流出爆弾が投げ掛けた真の課題

オフの記事も番外編を含めて10本ほど書いたが、最後の最後にメガトン級の爆弾がやって来たな

 

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ハイ、サポの皆さん、この爆弾が無くても「残留争いあり得る」の気配やったけど、これで確定やね

 

Jリーグ加盟以来、ザル守備が定番やったセレッソが4年間も堅守イメージを続けられたのは、この4年間は最終ラインでヨニッチが立ちはだかってたからやし、4年も続けて残留争いとは無縁やったのも偏に堅守があっての事(守備に不安があるチームは残留争い参加資格を持っているようなもの)

 

勿論、ヨニッチ一人で成り立った堅守やない。監督の戦術もあったし、後ろにリーグNo.1のゴールキーパーが控えていた事も大きかった。が、その戦術もGKもヨニッチという鉄壁があって効果を発揮するものだと、個人的には思う

 

そういう"合わせ技"で効果(マイナス面)が発揮されるのは木本の流出。木本1人の流出なら、「いうてもヨニッチ瀬古に次ぐ3番手やし...」と楽観視する事も出来たが、ヨニッチまで抜けた事により計算出来るCBが瀬古1枚になってしまった

 

代役候補は複数居るが(その内の1人、新ブラジル人CBは相当な前評判だが)、私は実績の無い事はアテにしない主義なので、最悪「孤軍奮闘で瀬古1人に負担が掛かる」状況も有り得ると思ってるし、しかもその"孤軍奮闘"も夏には...

 

まぁ、あまり暗い話ばかりしてもしゃーないけど、このヨニッチ流出は別の大きな課題セレッソに投げ掛けた

 

アンタら常にトップ3に居れるビッグクラブになる気、本気であるんか?

 

今回の流出劇で骨身に染みたのは、「エエ選手集めるだけでは強くなれん、彼らを留める事が出来て初めて強豪チームになれる」っていう事

 

以前にも書いたけど、セレッソは優勝した事ない弱小クラブのワリには選手抜かれる事の少ないクラブだった(不思議な事に)。覚悟すべきは若手エースの欧州行き降格時だけ。例えば瀬古や西川が欧州にお買い上げされても驚くサポが居ないように

 

ここ最近のレギュラー流出も、突き詰めていけばセレッソの不義理が原因(山口螢の言は本質を突いとる)。つまりこちら側がやらかさなければ、「来季も居てくれるやろ」とアテにして良かった

 

が、そんな根拠の無い自信も脆くも崩れてしまった。これからは「いやぁ~、今季は良いチームが出来た」なんて呑気に構えている事は許されない。チョットでも目立った成績を残す選手が居ようものなら、「またお買い上げされるかも...」とビクビクせなアカンようになってしまった。今のフロントのままでは

 

そう、この際だからハッキリ言ってしまおう。常にトップ3なんて大層な目標は、今のシブチンヤンマーサッカー部では絶対に無理なんよ

 

私は予算が用意出来ないだけでは非難したりしない。「"常にトップ3"はカネが無いと無理な時代になったと理解してますか?」と問いたいだけ

 

ちなみに常にトップ3=勝利至上主義は大いに結構。ユンとロティーナによって勝たないと意味がない事を痛切に教えられたから

 

で、今の親会社がその予算を用意出来ないとなったら、親会社には変わってもらうしかない

 

そんなの無理? いやいや、それをやってのけたクラブが茨城県にあるやんか。合併により親会社がサッカーに本腰入れなくなったら「自分で新たな親会社見つけますけど、OK?」と自ら動いたクラブが

 

今の予算規模でそれに見合った目標を立てるか、リッチなスポンサーに乗り換えて常勝クラブを目指す。この2択を迫られてる時期やないかな?

 

悲しいけど「カネは無いけど優勝しろ」なんて冗談、もといロマンが通じる時代や無くなってもうたんやね