W杯アジア最終予選第6戦 代表監督という仕事の本質

いよいよW杯への2枚の切符の争奪戦も佳境に入った折返し第2ラウンドの大事な大事な初戦、前回苦杯を舐めさせられた相手に無事リベンジを果たし、順位も2位と”昇格圏”に入ったな

 

この試合も前半だけを見たらグダグダでこのままドローで泥沼の2位争い継続か、と懸念されたが、何でこんなに森保のチームが迷走するか、それを端的に解き明かす名動画が埼玉の地からもたらされた

 

【オマーン戦直前】サッカー日本代表『森保JAPAN』7つの問題点はこれだ【西部謙司が語る】 - YouTube

 

ワタシはこの動画を見た瞬間、将に目からウロコ。一端の戦術家気取りで森保のダメさを糾弾する動画は世に腐るほどあるが、これ程急所を突いた見方は無いやろ

 

要は森保のダメさは代表監督という仕事が背負わされた本質だから

 

クラブチームほど練習に時間をかけられない、殆ど即興でのチーム作りを強いられる代表チームでは最初のアイディアが全てで、それが上手く行けば良し、ダメならそこから熟成するのではなく別案に取っ替えた方が手っ取り早いし成功する確率が高い

 

中島南野堂安の第一形態から、トップ下鎌田の第二形態、そして現在の4-3-3第三形態と、行き詰まる度に一つの形態を熟成させるよりスタイル変更という手を選んできた森保は実は代表監督という仕事の負の面に全く贖わなかっただけであって、熟成もしくは進化しないのは別に彼独特の欠点ではなかったのだ

 

モチロン、この悪循環にハマらずにチームを進化させ続ける代表監督も居るけど、それはその人達が特別優秀な訳で、実は世界平均レベルの代表監督は森保と似たりよったりの可能性が高い気がする

 

そして、この第三形態が当たって予選突破が濃厚になった今、田嶋は勝ち誇って森保続投路線で行くだろう。でも、この第三形態も本大会までに他国の分析官に丸裸にされ、本大会直前に第四形態に移行してても私は全く驚かん(恐らく動画中でも触れられてる3バックに)

 

やっぱり代表戦はツマランわ。日々進化が実感できるクラブチームのサポでヨカッタ