最終節A清水戦 ”引退”した選手は使うべきでない

これは私が子供の頃の体験だが、大相撲で某横綱が3日目までに2敗して、取組後に引退を表明した。えっ、残念やなぁ、じゃあ残り12日間で横綱の勇姿を目に焼き付けようか、と思ってたら、文字通り引退で明日からはもう出場しないとの事やった

 

大相撲をご存の方にしたら「何を当たり前の事を…」と思われるかもしれないが、何を言いたいかというと、勝負師というのは引退を表明した”瞬間”に勝負の場から去らねばならないという事

 

まだ幼い私はそれが理解できなかったが、「もう辞めると分かってる=死に体の力士が真剣勝負の場に出るのは失礼な事で許されない」との解説を聞いて、そらそうやなと納得した事も記憶している

 

このBlogは相撲blogじゃないので、モチロンこの話はセレッソに繋がる。その心は、大久保をここまで先発起用し続ける事は如何なものか?

 

前回書いたが、純粋に現時点での状態&力関係から判断してのスタメン決定だと推察するのだが、冒頭で書いたように引退を表明した選手は”死に体”なんやで。いくら活躍しても来季のセレッソの発展には1ミリも寄与しない

 

これがタイトルや残留が懸かってるとかの「どんな手を使ってでも勝たねばならない」大一番なら話は分かる。しかしご存知の通りこの1戦は勝とうが負けようがどーでも良い消化試合

 

そらチョットぐらいなら堅苦しい事は言わんが、”古巣”川崎に胴上げのプレセレモニーしてもらって、次戦名古屋戦後に盛大な引退セレモニーもシッカリして、もう何も思い残す事はない筈。なのに最終戦まで忖度する必要がどこにあるんやろうか?

 

このあたりは現時点での力量でベストメンバーとするか、来季まで見据えてのベストメンバーを選ぶべきか見解が分かれるところだと思う。しかし冒頭の相撲の例の通り、辞めると表明した選手は即去るべき、それが真剣勝負というもの、やと私は思う(試合には出なくてもセレモニーは出来るし)

 

その勝負師の法則に従って、城福、ロティーナ、長谷川健太と、もう来季は無いと判明した監督は次々と退場させてるやん。もしかして監督は勝負してるけど、選手は勝負してないって?

 

あっ、セレッソ監督業まで引退してた老人を連れ戻したヤラセ体質なクラブやと忘れてたわ(笑) 是非もなかった、'21シーズンも閉幕…