アンダー代表の只のテストマッチという、世間一般からしたら注目度の低い試合もセレッソの選手が出ているなら俄然興味が湧いてくる。今回の選手は西尾隆矢、前日のA代表戦の瀬古に続き、またもやCBなので常に後ろを気にしながら見る修行のような観戦
相手のU22德國は欧州では強豪らしいので(アンダー代表の勢力図なんかよく分からん）攻め込まれるシーンが多く、A代表ウルグアイ戦に比べると否が応でもDFラインを見るシーンが多かった。で、２失点はCBとしては不満足な結果やと思うが、何か西尾が関与出来ない相手チャンスシーンが多いんよね。例えば１失点目は他の選手のエリア内ファール→PKとか
強いて言えば「何でそこにおるねん？」的な活躍でピンチを救ってくれたら最高やったけど、そんな都合のいい場面は無く、その代わりに日本の全２得点に絡むなど攻撃では大いにアピール。後半西川潤が交代で入った直後のCKチャンスで幻の３点目を決めていれば、DFながら攻撃でチームに貢献どころか一躍ヒーローやったんやけど…
一時は勝ち越しとなる２点目は西尾のロングフィードが”基点”（嫌な言葉や）。瀬古を彷彿させるナイスフィードやったが、このパスだけじゃなく全体的にも安定したボール捌きやった。という事はセレッソで見せるぎこちないプレーはやっぱり”左”である事が原因なのか？
個人的に不思議なんやが、右CBと左CBってそんなに違うんかなぁ？ SBやったら利き足の違いが効いてくるのは分かるけど。何かやたらCBで左右の違いを強調する人が居るけど、所詮は”センター”バック、つまり中央の選手やのにそんなに違うんか？
まぁ、この試合とセレッソでの安定感の違いを鑑みると、西尾の場合はそうなんやろ。せやったら西尾に残された道は２つ。左でもオロオロせんように左足を鍛えまくるか、「俺は右で生きていく！」とヨニッチからポジションを奪い取るかの２択
個人的には後者をオススメしたいわ。あのヨニッチに勝てたら相当大きな自信になるし、想定される渡欧後も「ヨニッチに比べたらこんなライバルなんて…」ぐらいに思えるやろ。ヨニッチにしても挑まれた事で発奮して”再進化”してくれるかもしれないし、どっちに転んでもセレッソの戦力アップになる事間違いなし
攻撃面の活躍もあってこの試合では結構目立ってた西尾。なので実況で触れられる事も多かったが、「Ｊリーグでは出場機会を得られていません」という小っ恥ずかしい枕詞付きで紹介されてた（この試合の守備のMVP鈴木ザイオンと並んで）。気にするな、帰国後はレギュラーポジション奪って次は「Ｊでも大活躍の西尾」って紹介されようや
