日本代表、パリ挑戦権獲得! (by 児玉清)

決して諦めないバスケ日本代表の面々、遂に奇跡を起こした。何とパネルクイズアタック25の「パリ挑戦権獲得!」ならぬ48年ぶりの五輪出場確定! つーか、昔過ぎてもう前回の出場について知ってるヤツなんか居らんやろ(笑)

 

それなりにバスケを見てきたワタシですら、バスケ五輪といえばドリームⅠバルセロナ五輪からしか分からん。五輪と言えばプロご法度が常識だったあの頃、マイケル・ジョーダンバークレー、ラリー・バード、カール・マローン&ストックトンと正にキラ星のようなスーパースターがチームを組むって聞いた時の驚愕といったら無かったよ。しかもチームを束ねるのが不治の病に侵されていたマジックジョンソンという感動バナシのおまけ付き

 

大会始まると思いの外のドリームチームの苦戦ぶりに「ルールの違いがこれほど影響するのか」と驚いたけど、まだそこまでNBAに来る欧州人が少なかっただけで、その前の大会で優勝出来なかった事を含めて実は当時のNBA=アメリカはそこまで抜けた存在でなかった、と今にして思う(ポイントガードが同時に怪我して使えなかった、というエクスキューズはあったが)

 

それでも最後は底力で押し切ったドリームⅠ、めでたく金メダルをアメリカに持ち帰る事になるのだが、その頃は日本バスケなんかこれっぽっちもお呼びでなかった。というか、日本の最上級リーグが何かすら知られておらず(多分日本リーグ)、NBAで日本人がプレーするなんか、J開幕前に日本人がセリエAに行く事以上に難しい話であった

 

まぁ、一人語り昔話はこれぐらいにしておいて、とにかく快挙のバスケ日本代表の五輪出場。今大会を見て分かるように相変わらず身長という大ハンデがあるにも関わらず日本代表は強くなってしまった。つまり、あれが無いこれが無いなんて負けた事の言い訳にはならないって事を証明されてしまった

 

さて(長い前フリや)、我らがセレッソを振り返ってみると、まずカネが無い事は確かである。そして準レギュラーFWが一人居なくなった事も確かで、それに関連する事だがヨソには居る長身FWが居ない事も確か。しかしそれらは優勝出来ない言い訳にはならない事をバスケ日本代表から学ばなければならない

 

というか、少なくとも小菊サンはその手の言い訳をした事はないよね。どちらかというとあまり支持したくない派のワタシでもそれは認める。あの監督は常に前向きな発言で、バスケ日本代表のように自らが打ち立てた”目標”に最後まで諦める事なく…

 

そう、何で私が小菊支持に躊躇うかと言えば彼の言う3位という目標が気に食わんから。3位なんか過去に達成してるやん。また3位になっても、それは既に見た世界で何も新しい視界が開けへんやんか。何で優勝を目指すって言えんのや?

 

そう、勝負の世界は常に状況が変化しており、僅か1ヶ月前にF東に負けた時は終了!と思われた今季のシャーレが、何やら手の届く所に来てるとか来てないとか…(続く)