国際親善試合 vs Túnez 強さの秘訣は熟成か?

Aマッチ5連勝中と飛ぶ鳥を落とす勢いの日本代表。当然この試合も注目の集まるところだが、私の興味はイマイチだった。理由は前戦で毎熊と南野が先発したから

 

試合前日会見でメンバー入替えて望む事に言及した森保監督。そらそうやろ、2試合のテストマッチで招集したメンバー、全員になるべく多くのプレー時間を与えたいとなったらターンオーバーは当たり前。そうなるとセレッソ組2名はベンチスタート確定、特にフル出場した毎熊は本日は出番なしやろうなぁと、私のモチベは下がる一方やった

 

けどまぁ、桜組の度合いに関わらず今の代表は試合見ててオモロイな。各自のプレーにぎこちなさが見られないので、まるで調子の良かった時のセレッソを見てるよう(決して今のセレッソではない)。そう、クラブチームのようにみんなが連動してるから、見ててストレスが少ないんよね

 

ご存知の通り、代表チームがクラブチームの域に達するのは並大抵の事やない。そらそうやろ、毎日顔つき合わせて四六時中パス交換してるから相手がどこに動くかが分かる訳で、月イチ程度の付き合い(それも毎回同じメンバーとは限らない)ではデザインされたようにパス交換なんて至難の技。バレーの代表選手だって、久しぶりに招集されたらコンビが合わずに全然スパイク撃てないって言うし

 

せやけど今の代表は連携が結構クラブレベルに近いんよね。嘗てのW杯優勝のティキタカえすぱーにゃ代表みたいって言うと流石に褒め過ぎやけど、そのニオイぐらいは出てきてるし。そらドイツにも圧勝する訳やで

 

てな感じで見てると、2点取って勝ちそうやし今日はまぁそれでエエかと思ったら何と南野登場。森保クン、分かっとるやないか。鎌田とか三笘とか中村敬斗とか攻撃の選手の”抜け”が多いこの試合、南野に実績残させる絶好のチャンス。ここで点取って「南野ここにあり」をアピールして再度の代表での地位を確立… て目論んでたんやが、チャンスをモノに出来んかったな

 

それでも一昔前の日本代表やったら過去の実績ブランド力で安泰やったやろうけど、今の日本代表はタレントが多過ぎるからな。カタールで2点取って一躍ヒーローになった吹田産のにいちゃんも、チョット所属クラブで不発やっただけでほぼ忘れ去られつつあるし

 

かと思うと毎熊なんか、たった2試合で右SBの二番手の位置までのし上がるし(あの人、何で初戦からあんなに馴染めたんやろう?)、ホンマサッカーは浮き沈みの激しい世界やな。予期せぬ”序列降格”の憂き目にあった橋岡の、この試合での鬼気迫るプレーと言ったら、もう… 右SBの選手が左タッチライン際でプレスかけてる絵なんか、初めて見たわ(笑)

 

さて、A代表桜組はそんな感じで”次”もありそう、と一安心してU22を見たが… えっ、1-4? 西尾も出てたのに? (続く)