代表強化試合gegen Deutschland 真剣勝負じゃないとチームも選手は伸びない

代表Aマッチディの今週末はJ1の試合は無し。しかしシーズン佳境に入ってるので各クラブとも1日たりとも時間を無駄に出来ない、と京阪ダービーの練習試合が舞洲で組まれた

 

舞洲は大阪湾内に浮かぶ人工島なので練習試合を見に行くには橋を渡る事になる。舞洲に渡る此花大橋からは大阪港全体を見渡せる絶景で、ここを走っただけで本日ツーリングに出た甲斐はあった、と試合観る前から既に満足してた

 

…というのは試合開始に間に合わなかった言い訳。着いたら既にキックオフから10分以上経っていてピッチ横の観客席は両クラブのサポで埋まってた。紫の人も大勢見られ、ワザワザ京都からこんなに出向いてくれるとは、サポとは有り難い存在やなって思ったが、自分も一番熱いときは城陽なんて舞洲どころでない辺鄙な所へ見に行った事を思い出してた(小松塁のデカさが印象的やった)

 

てな思い出一人振り返りを頭の中でしてたら、DFラインからボランチに付けるパスを掻っ攫われてそのままゴール!を奪われる。オフィシャルには試合内容書くなってあったから誰がとか詳しくは書かんけど、これが次節鹿島戦やったら目も当てられない大ポカやった

 

そう、公式戦やったらおいそれとは見られないあんな軽いプレーが起きるのは、それは練習試合だから。勝っても負けても何も変わらない、次節までの試合勘を保つ事にしか意味がない試合。口では「練習と言えども全力で」なんて綺麗事は言えるが、ケガ上等のイチかバチかのチャージなんかする訳ないし、足に違和感を感じても公式戦のように「まだプレーしたい!」」とピッチにしがみつく選手なんておらんやろ

 

何が言いたいかと言うと、やっぱり練習は練習で選手がホントに伸びるのは真剣勝負の場に出てこそ、って事。例えば喜田陽、中身は去年の同時期とそこまで変わってるとは思えないのだが、何試合もリーグ戦に出続ける事による場馴れ、経験で実力の発揮割合が1年前とは全然違うんよ

 

多分今は一番伸びる時期で、出場時間が1分伸びる度に能力発揮度が100%に近づいて行き、そして素の能力まで伸びていくボーナスステージ。なのに香川より先に下げてどうすんの?(この練習試合の話やなくて、リーグ戦の話)

 

もう30代も半ばの選手、ここから伸びていくなんて事はなく(これから伸びたらバケモノやで)、むしろ消耗に気をつけないと即引退もあり得る年齢。なのにウチの指揮官は「死なばもろとも!」を決め込んでるような8番全試合フル出場方針

 

まぁ来季の事など考えず今季の奇跡の逆転優勝の為に全ツッパしてるんやろうな、とも思わなくもないが、香川だけが残る試合終盤の出場時間の1分1分が喜田の伸びしろを削ってる事実には順位が上がっても痛し痒しの感がある

 

さて、たかが練習試合を全ふっぼる好き日本人大注目のvsドイツ戦に結びつける、セレサポならでは強引な前フリやけど、こっちは同じ練習試合とは言えある意味公式戦以上の真剣試合

 

1年前のW杯、負ける筈はないと見下していたアジアの国に赤っ恥の逆転負け、それが尾を引いて2大会連続のGL敗退の煮え湯を飲まされる。そんな相手を、本来殆どあり得ない欧州外の国とのテストマッチ相手に選ぶとか、德國人のこの試合に賭ける怨念を感じたわ

 

あんな屈辱を味わわせてくれた相手は何としても叩きのめしたい… そう思っとるんやろうけど(日本人の多くは勘違いしてるが欧州上級国民は無茶苦茶rencoroso、紳士的なんて真っ赤なウソ)、返り討ちにあった時の大ダメージ2倍返しには思い至らなかったんやろうか?

 

私がDFBのおエラいサンやったら、そんな大博打には出んわ。少なくとも自チームに絶対の自信が持てるまでは日本には手を出さん。まぁ思い上がった上級国民が勝負の機微を理解出来んのは洋の東西を問わんのやろうけど

 

逆にこの試合、ムッチャ日本代表を伸ばしたで。相手選手の怨念の伸し掛かった100%の圧力を跳ねのけて勝ったんやから、展開のアヤとか相手の油断とか作戦の妙みたいな”たまたま勝った”感の無い、完全なる勝利を欧州主要国相手に成し遂げたんやから

 

少なくともこの試合に出た選手は、今後はブラジルであろうがフランスであろうがどこを相手にしても対等な感覚で対峙する筈。つまり実力を100%発揮できる域に達した、と

 

多分この試合はベンチに座ってるだけの毎熊まで大いに伸ばしたんとちゃうか? 相手の国の威信を賭けた試合で間違いなく感じ取れるものはあった筈やし、初の代表戦がこんな意義ある試合とか、毎熊も”持ってる”選手やね

 

次のトルコ戦ではチョットぐらい出番ないかなぁ… 右SB3番手とか、期待するのも無理はあるが