W杯前最終試合 本番で「南野」は重用される

10番を背負ってるのに日を追うごとに代表での地位が低下している南野。特に同ポジションを争うと思われる鎌田の立場が南野とは正反対に右肩上がりなのを見るにつれて、「こりゃ下手したらサプライズ選外もあるで」とすっかり悲観的になってW杯への興味を失いつつあった私

 

けどセレッソの試合もない時期でフッぼるの試合を見たくてチャンネル合わせたvs加拿大の最終テストマッチ、何と南野が先発ではないか!?

 

しかし他のスタメンを見るとなんとなくいつものメンバーではない。おっ、大事な直前試合なのに主力温存か? と驚いたのと同時に「やっぱり南野の序列は控え選手か…」とチョットがっかり

 

まぁ、前大会の乾香川も直前の試合でスタメンの座を勝ち取ったんだから「南野もこの試合で実力を見せつければ…」と期待して見たのだが… あんなにボールに絡まないトップ下は現代サッカーではある意味貴重やね(笑)

 

攻撃の主導権を完全に久保に握られて攻めでは殆どボールタッチのない前半、殆どの人の目には南野イラネーにしか映らなかっただろうが、実は密かに存在価値を示す事が出来てた。それは前プレス能力

 

今回の日本代表、ドイツとスペインと同組になった事で神風プレスに全てを賭ける以外に選択肢がなくなってしまった。即ちロンドン五輪の大金星の再現

 

フツーにやったって点は取れないしボールを支配されて押し込まれるのは目に見えてる。なら、鬼プレスで相手のミスを誘い、そのまま手数をかけずにゴール。正に小菊セレッソの加藤ムツキプレーが求められる

 

森保もそれが分かってるから、一見キャラが被りそうな前田大然&浅野というダッシュ力がウリの選手を2名も選出したんやないかな? そしてここで南野の価値が大いに出てくる

 

昨今Jリーグでも流行りの前プレ戦法は、前の選手はエネルギー使い切るまで走らせて総とっかえが前提。なので攻撃の選手なら誰であろうが出番が来る事間違いなし。おまけに今大会は中3日の日程、しかも所属チームでの最終試合から本大会までの間隔が通常より短いし、ワザワザ冬開催にしたのに現地は未だ30℃と、実力よりもコンディション勝負の要素が多すぎる大会になっている

 

これらの状況を考慮せずに近視眼的に南野イラネを連発してる奴らの何と底の浅い事か。全員がレギュラーと言ってる森保の方がアンタらよりよっぽど状況を分かっとるで

 

私はセレサポやから「南野」やけど、例えばグランパスサポは「相馬」に、ベルマーレサポは「町野」とか、自分の応援してるクラブに絡む選手名に置き換えても私が言ってる事は成り立つで。つまり5人交代制&こんなムチャクチャな開催日程にした事で嘗てない程総合力勝負の大会になってるって訳 (続く)

'22オフ其の壱 小菊続投には不安しか感じられない

カタールW杯のムチャクチャ日程のせいで、絶好のスポーツ日和の11月なのに(大阪は日中20℃超えでムチャ快適!)試合開催のないJ1リーグ

 

サッカーに限らん事やけど、無理を通せば道理が引っ込むカタールを開催地に選出した時は「全スタジアムにエアコンつけて…」とかうそぶいて冬開催には一切触れんかったという欺瞞のしわ寄せがJリーグに来るのはどうも納得出来んのやけど、チェアマン始めJ界のおエラいさん方は何も感じへんのかな?

 

まぁ、愚痴っても閉幕してしまった事実は動かせんから、現実的になってストーブリーグの話題を。セレッソのオフ向け公式発表1発目は監督人事やった

 

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小菊政権続投にサポは概ね歓迎する反応のようやな。開幕前予想12位の”無印”チームを5位にした実績があるから、信賞必罰に重きを置く私も続投の一手しかないと思う。ここで切ったらユンロティーナの時の愚を繰り返す事になるし。しかし不安しか感じんわ

 

以前にも書いた通り、セレッソの歴史で3季跨ぎで監督したのはレヴィークルピと小林伸二氏のみ。前者は過去にブラジル代表監督候補にもなった名将で、後者はセレッソにリーグ優勝をもたらせかけた唯一の監督で、その後も多くのクラブを率いる事になる名将。小菊サンはこんなビッグネームに並ぶのレベルなのか?というのが第一の懸念

 

そして、これは書くのも怖いが、どうも後者と同じ道をたどりそうな予感がビンビンするのが第二懸念

 

そう、小林伸二サンのパターン、前年途中就任でヘロヘロだったチームを何とか救う → 翌年は”殆ど優勝”の大躍進 → 三年目、シーズン途中であえなく解任、そしてチームはJ2降格… にどうしてもダブって見えてしまうんよね

 

そういうオカルト的な予想を別にしても、最終6戦勝ちなしで閉幕、しかもラスト4戦はノーゴールって、子供でも分かる明らかな右肩下がりやろ。これはルヴァン決勝までがピークで後は落ちていくだけでは?って見る方が自然やろ

 

言いたいのは、今季の表面上の好成績だけ見て浮かれてると、来季はドえらい事になるから相当締めてかからんとって事

 

伸二さんパターンに陥らない為には、勝負師に徹する事が重要やと思う。今までのセレッソファミリーキャラを全面に押し出した情実人事じゃ、三年目のジンクスに多分ハマる

 

小菊サンにも勝負師要素が無い訳やないと思うけどな。前の試合でゴールしたという現実を以てあの松田力すらスタメン起用した冷徹さがあるんやから、幾ら代表実績欧州実績豊富でも衰えたイチ選手に拘る愚は犯さんよね? (頼むで、ホンマ)

第20戦GP de Valencia其の二 やっぱりSuzukiのレース撤退は、"inaceptable"

ホールショットから一度もパスされずにチェッカーの、ほぼ完勝を収めたのにレース中は殆ど画面に映らない、そんな不遇なWinnerとなったA.Rins

 

モチロン、興行的には一戦の勝者よりも年間チャンピオンの方が重要で、普段と違って後方で安全運転する”新チャンピオン”と、奇跡の逆転優勝に向けて悲壮感漂せながら懸命の走りを見せるQuartararoにカメラが向けられるのは仕方がない事やけど…

 

けど、個人的にはやっぱりSuzukiが撤退前の最後のレースで完勝した事の方に注目したい。このレース終了後、Suzukiは全レース活動から撤退するらしいので(課税の関係でマシンだけでなく部品も全て廃棄とか)以後の何にも繋がらない仕事、それがこのレースなんやけど、そこで勝てるまでマシンを仕上げるとか、只々称賛の気持ちしか湧いてこんわ

 

そもそもSuzukiは今季Ducati GP”で主催者に唯一対抗できるポテンシャルのマシンやった。そら、準チャンピオンはYamahaのFabioやし、KTMも何勝かしたけど、ガチでDucatiに張り合えそうなんは、やっぱりSuzukiやったって

 

それはシーズン序盤と終盤を見ても明らかやし、中盤の中だるみは明らかにメンタル面が影響しての事。そらそうやで、突然「来季からアンタの職場は無くなるで」なんて言われて心乱さずに働ける奴なんて居らんわ

 

事実、マシンが遅かったというよりもやたら転倒リタイアが多かったし、超人のように見えてもやっぱりGPライダーも人の子やったんやね

 

で、多くの関係者多くのファンが思っとる言っとるけど、こんな勝てるチーム勝てるマシンを御破算にするって、やっぱり理解出来ん話やで。そら資金が続かんから撤退ってのが理由やろうけど、他所が羨む”マシン良しチーム良しライダー良し”なんて最高の条件が揃っとるん時なんやから、もうチョット無理しても良かったんとちゃうの

第20戦GP de Valencia其の壱 小椋の走りに未来のチャンピオン獲得を見た

今回のBS日テレの放送は普段と違う構成。いつもなら複数の線が絡み合うMotoGPのイントロCGからスタジオの画で始まるのに、今回はいきなりスターティンググリッドの画。それもMotoGPではなくMoto2で、画面には我らが小椋藍の姿が

 

そうそう、最終戦がチャンピオンを懸けた一戦なのはMotoGPだけやなかった。この最終戦の結果次第で13年ぶりの日本人ライダーのチャンピオンが誕生する大事な一戦。日本人やったらfrancésとitalianoのチャンピオン争いのMotoGPなんて気にしてる場合やないで!

 

…とは言え、このまま小椋の激走をチェッカーまで放送したら、MotoGPの尺がなくなってダイジェストみたいな(つまり普段のMotoGP&Moto2が逆転した)扱いになるんか? てな妙な心配しながら小椋の激走を見てたんやが…

 

結果は残念やったけど、やっぱり小椋は凄いわ。いくら勝利がMustな一戦とは言え、まだ18周も残ってる段階でファイナルラップのような抜きつ抜かれつのガチバトルに行けるとは。前戦に続き、そら結果だけ見たら無謀な、残念な、なトライやけど、MotoGPでやろうなんてライダーはこれぐらいリスク懸けた走りが出来るんやろうな。まだ何も決まってないけど、2年後(個人的予想)が楽しみやわ。(HRCの皆さん、その頃までにはRC213Vを”闘える”マシンに戻しといてや)

 

そしてMotoGPでは小椋とは対照的に最高の結果やったのに、尺が短くなった上に殆ど画面に映らないという別の意味で”残念な”優勝が見られた(続く)

第33節Aサンガ戦プレビュー ヘタな審判は、もう勘弁

先週までのカップ戦制覇イケイケムードとは打って変わって、今週のセレサポはもう既にシーズン終了したかのような”お通夜モード”やな

 

「こりゃレベルが違うわ」の今季初戦時とは違い、試合内容見りゃ分かるけど今では彼我のチーム力はほぼ互角、どっちに転んでもおかしくなかった試合なので第三者的目線で見ても実に”気の毒”な結果と言えるやろ

 

そう、全てはヨニッチが退場になった為。最初に言っておくがセレサポ内で散見されるヨニッチ戦犯説には私は全く与しない。それどころか、彼は無能な審判の被害者やで

 

何度もリプレー映像が流されたから当然皆さんにもお気づきやろうけど、問題のシーンでヨニッチは相手FWにパンツ引っ張られてるやん。あれがなければ両者があんなに接近してる訳なく”接触”は起こらなかった。ハンドや手が顔に当たったとかとは違って、ユニフォーム”掴む”という行為は意図的でないと起こり得ない、即ち原因はベンカリファの方にあるやん

 

そもそもね、PA内でもないのにあの程度の接触で重箱のスミ突っついてたら、接触プレー前提のサッカーなんて成り立たんで

 

それにあの無能審判は全然理解してないようやけど、サッカーに於いて選手を一人退場させるって事は試合を壊すって事やで。試合が壊れる事は重々承知の上で、それでもコイツはピッチから排除されねばならない、そのレベルで出してエエのが一発レッドやろ

 

どうせね、「グーパンやったから悪質」なんて幼稚な理由で決断したんやろうけど、そんなレベルの低さやからいつまで経っても日本代表がW杯で優勝出来んのやで

 

VARが導入される以前からセレッソは誤審で損害を被る事が多発してたので審判問題は意識してたが、日本のサッカーレベル上昇の足を引っ張ってるのは間違いなく審判(と監督)やろ

 

それは海外で活躍してる数を見ても明らかやろ。選手の方は最早海外移籍だけでは誰も騒がないぐらい猫も杓子も欧州行きが当たり前なのに、審判って一人でも欧州で笛吹いたっけ? W杯でもブラジルでの”やらかし”があったぐらいでサッパリよね?

 

…まぁグチはこれぐらいにしておこう。しかしワザワザJudge Replayてな番組まで作って検証してるのに、その結果を全く反映してないんやから(出演者全員一致で誤審でも何のお咎めもないし)、そらレベルなんか上がる訳はないよな

 

という訳で、今回のルヴァンの敗戦はチームを全く責める気になれへん。本当は「ワクワクなんて言って堅守を軽視してたら勝てへんって分かったやろ?」とか言いたかったんやけど、流石に守備の要を誤審(敢えて言うわ)で取り上げられて、それでギリギリの相手に勝てなんて言えへんし

 

一応サンフレにはカップ戦決勝連敗に終止符が打てておめでとう、と言っておこう。リーグ戦で頑張ってもらわんとアカンし(ルヴァン優勝で気が抜けて残り2連敗とかヤメテや)

第19戦 Malaysian GP 功労者Fabio

前戦Australian GPで年間チャンピオン争いは遂にBagnaiaが逆転、そして結果次第ではチャンピオンが決まる大詰めの一戦となったMalaysian GP

 

ここ数戦の結果を見ると「追う立場のQuartararoまた苦戦か?」の感は否めず、一方前戦こそSuzukiRinsの一発大仕事にやられたが既にMotoGP全体を制覇してる感のあるDucatiの若きエースが”優勝で初戴冠”達成の見込みは濃厚だった

 

が、意地を見せたよFabioは。誰が見たってマシンの戦闘力差は歴然やのに、終始トップ2台と遜色ないラップを刻み続けて3位フィニッシュ! 見事優勝争いを最終戦に持ち込んだ

 

こりゃ主催者はFabioにお歳暮せんとアカンで。もう優勝が決まった消化試合と優勝のかかった最終戦では、その価値は天と地ほど違うやろ。それは偏に土壇場の徳俵で”残した”Fabioの功績に他ならない

 

確かに可能性はかなり薄いと言わざるを得ないが、転倒リタイアゼロポイントが起こりうるのがオートバイレースなので、圧倒的優位の筈のDucati陣営ですら「そうは言っても楽観視出来んで」とピリピリとした緊張感で臨んでくれるんやないかな?

 

そう、多くのYamahaファンとフランス人ファンが最終戦で期待する、そのまま行けば断然有利な状況のランキングトップのライダーが転倒リタイアで天から地へ…が、MotoGPでなくMoto2で起こってしまった。今更言うまでもない、日本の誇る新進気鋭のライダーに…(泣)

 

傍から見たら「2位キープでも全然有利な状況やったから無理せんでもエエのに」って思えるけど、頂点を目指すようなライダーはやっぱりあそこで行くんよね

 

そういやBagnaiaだって、一旦Bastianiniに抜かれた後はそのまま2位キープでセーフティに走っても全然有利な状況やったのに、やっぱりガッツリと抜きにかかっとった。ああやってセコく守りに入らんと攻めてくれるから、一見ツマランDucati寡占状態でも毎レース見てしまうんよね

 

という訳で最終戦もガチンコ勝負で行ってくれ。くれぐれも「13位でオーケーやから、7台の仲間の協力の下、安全運転で…」なんてシラケたレースはヤメテや

ルヴァン決勝予想とJ1リーグ20チーム化案

劇的な”ヴァンフォーレ初戴冠”で盛り上がった先週末に引き続き、今週末もカップ戦の決勝が控えている。言わずと知れたルヴァンカップ決勝である

 

大半のセレサポは3冠目を信じて止まないだろうが、知っての通り今季の対サンフレ戦は3戦全敗、残念ながら分が悪いと言わざるを得ない

 

そんな圧倒的な戦績があるのにWINNERの事前オッズは”広島やや有利”と、セレッソに甘めに出ている。元馬券師としてそれは何故かを考えてみたが、まぁ先週末の印象がそれだけ強烈やったって事やろう

 

個人的に”セレッソ馬券”を買うとしたら、快敗(快勝の反対)→善戦したが敗戦→あの内容で何で負けたんや?の謎の敗戦、と内容的には徐々に勝利が近づいている(あくまでも私の見立てで)事あたりを根拠にするかな? まぁ、控除率がエグすぎるからtotoとかWINNERは絶対に買わんけど

 

さて、そんなリーグ戦もないカップ戦ウィークの間で大きなニュースが舞い込んで来た(ジュビロの悲報やないで)

 

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そこまで強くは推さないが、まぁ20チームにした方がエエやろと思う。1つ目の理由はルヴァンカップ。何や原とかいう人の「こうあらねばならない」との意味不明な思い込みで4チーム4グループのフォーマットをゴリ押しした結果、2チームだけJ2チームが参加するという歪な大会になっている

 

J1が20チームなら「何で2つだけ下部リーグが参加してるの?」という”新規客”からの自然な疑問に対して返答に窮することもなくなる

 

2つ目の理由は昨季の”実験結果”。20チームでやっても何の問題も無く、そしてどのクラブからも文句が出なかった。山のように人体実験したのに何の感染拡大防止効果も得られなかった(それどころか日本は世界有数の感染率の高さというマイナスの結果さえ出ている)、そんな実験結果を行動に全く反映しないで打ち続けてるアホな人間と同類にはなりたくないので、私は実験結果から「20チーム化はアリ」と論理的に考えたい訳

 

セレッソも前3回の貴重な”実験結果”を正確に分析しているのなら勝機は見いだせるんやないかな。過去に学ばない者は同じ失敗を繰り返すんやで、岸田クン(誰や?)