前戦ドイツ戦に続く、欧州の強豪ベルギー相手の強化試合第２戦。ネーションズリーグなるUEFAの陰謀のせいで非欧州の国のA代表は欧州とテストマッチが組めなくなった今、欧州とも試合が組めるアンダー代表の、特にA代表に一番近い”五輪代表候補”は意外と価値のあるものやと思うわ
テストマッチということで出来るだけ多くの選手を試そうとスタメン大幅入れ替えとなった第２戦。しかしCBは総取っ替えじゃなければ最も連投される可能性の高いポジションで、その恩恵に預かって数少ない２戦連続スタメン選手の１人が我らが西尾隆矢
しかし全３失点に絡む、西尾にとってはキツい試合になったな。最後の失点は個人的ミスやから西尾自身の努力で改善可能やけど、１失点目と２失点目、同じケースやったあの失点パターンは西尾一人が改善したところで防げんから
現代サッカーは攻撃の組み立てでGK&CBが基点になる事が基本で、しかしチマチマと各駅停車パスばかりでは相手に簡単に対応されてしまうから、ここぞという時にズバッと前線へフィードする事が不可欠。しかしそれはパスカットのリスクを伴うので、そうなった場合の対処もチーム戦術に織り込まれていなければならない。セレッソでジンヒョンのパスが引っ掛けられた時でも意外に失点に結びついていないように
しかし今回は急増チーム。そこまで織り込まれてる訳はなく、アッサリ失点。しかも２回も同じパターンでやられる。その後の西尾はキツかったと思うで。出してもちゃんと納めてくれない可能性が高い、そしてカットされたら即失点に繋がる、そんな恐れを抱えたままフィードを強いられてたんやから
ホンマ、CBは辛いポジションやで。”共同正犯”のフィードを納められなかったFWはシレッとしてりゃ目立たんが、CBはモロに失点の”主犯”としてクローズアップされるんやから
けど、そんな愚痴言ってもCBというポジションの宿命から逃れられる訳やないからな。次に代表戦に行く時はどんなヘッポコFWでも納められるようにフィード技術を磨いてくれ。そうしたら、セレッソでもレギュラーやで
